私は、外観画像検査装置の画像設計を担当しています。外観画像検査装置とは、工場で生産される部品などを専用のカメラで撮影し、傷や凹み、加工ムラといった不良箇所が無いかを検査する装置です。 私が担当する設計業務は、お客様からご要望を受けたら、まず検査に最適なカメラやレンズ、照明等の光学機器を選定します。次に選定した光学機器を用いて撮影した画像から、良否判定をする画像処理アルゴリズムを設計します。最後に設計したアルゴリズムを装置に設定して動作確認を行い、お客様の工場へ納める、というのが一連の流れとなります。 外観画像検査装置が完成するまでには、お客様から装置化のご依頼やご相談を頂いてから、装置を制作して納入するまで長い工程があり、現在は画像設計に関係する全ての工程の業務を担当しています。私は大学と大学院で画像認識の研究に取り組み、卒業後は専攻をいかした仕事に就きたいと考えていましたが、覚えることが非常に多くて大変だと感じることはあります。半面、技術者として早くからたくさんのことを経験できる仕事だと感じています。
今までの仕事の中で一番嬉しかったことは、私が担当した装置がお客様から高い評価をいただいて、再度受注に繋がったことです。装置を納めた工場には、他社が制作した検査装置が既にあり、私が担当した装置は2台目として導入していただきました。 導入後、お客様に装置を使っていただいて「既に導入されている他社の検査装置では検出できない、小さい傷を当社製の検査装置では検出できる」と評価していただいたときはとても嬉しかったです。これをきっかけに、他社製ではなく当社製の検査装置をもう1台導入していただけることなりました。 1つの装置に対して、お客様と装置の仕様についての打合せを繰り返し、製造部など他部署とも連携を取りながら作り上げていくため、完成するまでに時間がかかります。しかし装置が完成して実際に使っていただいているところを見ると、大きな達成感があり、嬉しさを感じます。
自分のやりたいこと、自分の強みを見つけることが、就職活動の第一歩であり、重要なことだと思います。 多くの会社がある中で自分がこれから働く会社を決めることは本当に大変です。しかし、やりたいことや自分の強みを明確にできれば、どんな企業が自分にあっているのか、エントリーシートや面接でどのように自己アピールすれば良いのかが自然にわかってくると思います。 今はまだやりたいことがはっきりとはわからない方や、何をやりたいか迷っている方がいたら、実際に経験してみるのが一番です。例えば、インターンシップに参加したり、会社説明会で社員の話を聞いてみたり、親や友人など周りの人の話を聞いてみるのも良いと思います。 また情報収集は積極的に行うことをオススメします。私も仕事で関わる画像処理・認識分野で遅れを取らないように、展示会に参加したり、インターネットを使って情報収集するように心がけています。
現在の主な仕事は、精密機器の設計です。私の仕事は一人で設計を行うのではなく、電気回路担当者と打ち合わせを行いながら設計を行い、試作品の機能や性能の評価までを担当しています。 また、設計だけではなく資材調達や検査、製造現場の各担当といった違う部署の担当者とも製品に関する打ち合わせを行います。 私は入社後、実は今の部署ではなく産業機器事業部に所属し、画像検査装置や工場内の自動化設備の設計に取り組んでいました。同じ設計職でも今は製品が異なるので、初めはわからないことが多く知識を増やすことが大変でした。しかし早くからいろいろな経験をさせてもらえていると感じています。設計職の魅力は、自分で考えて描いた製品を作ることができるところです。お客様の要望を満たす製品を作ることができたときは「頑張ってよかったな」と感じます。今は先輩設計者に教わることが多いですが、今後は主担当として製品設計の仕事を任せてもらえるように日々勉強を続けています。
入社の決め手は2つありました。 1つ目は、リコーエレメックスでは企画や設計、製造、検査、販売、出荷、アフターサービスまで一貫してモノづくりを行っているところです。私は自分が担当する設計工程だけではなく、モノづくりの一連の流れがわかる環境で設計職として働きたいと思っていました。 開発・製造工程で何か問題が発生した時には、原因解析や分析を行います。その際、どの工程をどこの部署がどのように行っているのか、という全体像が見えているので、解決の筋道が立てやすいと感じています。また、製品の加工技術などでわからないことがあっても、先輩設計メンバーに質問や相談がしやすい雰囲気があり、この会社を選んで良かったと思っています。 2つ目は女性の先輩技術者がいたことです。 私は、同じ女性設計職としての将来のキャリアビジョンやプライベートの悩み相談が出来る相手がいる職場で働きたいと思っていました。今でもその先輩は親身に相談に乗ってくれています。しかし、まだまだ人数が少ないので、これから入社していただけると嬉しいです。
当社は1人が担当する業務範囲が広く、若手でも様々な業務を任せてもらえる会社です。その分責任もありますが、やり遂げたときには大きな達成感があります。若手のうちから他部署の方とも連携をとりながら幅広く業務を経験したいと考えている方には当社の雰囲気は合うと思います。 また、設計職に限らず社内外の人と関わって情報交換を行いながら、より良い製品を作っていくことはとても重要です。当社は年齢が上と感じさせない位気さくな上司や先輩が多く、質問しやすい環境があります。業務で時には厳しく指導をされますが、仕事を離れたら気さくに話しかけてくれる上司、先輩ばかりです。 このメッセージで少しでもリコーエレメックスの魅力が伝わっていたら嬉しいです。ぜひ皆さんと一緒に仕事出来ること楽しみにしています。
私は今、精密機器の設計を行っています。 私が携わる事業は特殊な業界だと思われることがありますが、お客様の要望に対し、構想し、仕様を検討し、材料や加工方法を決め、試作によって機能・性能の確認し、改良していくステップは一般の設計業務とは変わりはありません。 設計審査と呼ばれるステップでは、上司や先輩、同僚に対し自分が設計したアイテムの説明(レビュー)をします。 「なぜこの設計にしたのか?」を自分の中で整理し論理的に説明し、アドバイスをもらいます。質問に対しその場で答えなければいけないので、緊張はしますが説明しきったときの気分は爽快です。 また、現在は社内の新規開発プロジェクトチームにも参画しています。まだまだ経験不足でプロジェクトの先輩から学ぶことが多く、製品に関する知識足りていないと感じることが多いいです。 安心・安全に使用できることが最優先とされる製品の開発には大きな責任を感じています。 お客様に信頼され安心して使っていただけるよう、日々開発に取り組んでいます。
自分で思い描いたものが、必要な機能・性能基準を満たして実際に形となっていくことにやりがいを感じます。 私が担当する精密機器の開発は長いステップがあり、お客様のご要望を受けてから図面化、資材調達、組立・検査、性能確認を経て製品となります。 例えば、設計や図面化のステップでは問題が無いように見えても、実際部品を試作し組立を行うと、設計段階では見えなかった問題が見えてくることがあります。また、材料の入手にはコストや手配にかかる日数などに注意しておかないと、資材調達ができず再度材料を 検討しなければならなかったり、納期遅延につながってしまいます。 問題をひとつずつ確実に解決して思い通りの製品に仕上がったときは、大きな達成感を感じることができます。
仕事では困難に直面することがあります。私自身、仕事をしていてうまくいかず、途中で諦めたいと思ったことがありました。しかしそんな時こそ、乗り越えた先に楽しいものがあると頑張ることができます。 例えばテスト期間や課題提出後に旅行を計画したりしますよね。その旅行のことを考えると課題も「やってやるぞ!」と前向きな気持ちになった経験はありませんか。そうやってONとOFFのメリハリをつけることができれば、仕事もプライベートももっと充実したものになると思います。 また、残り少ない貴重な学生生活を楽しんで下さい。今困難に立ち向かっている人は決して諦めないでください。辛い経験も時間が経てば楽しく話すことができますし、必ずかけがえの無い思い出となり、成長の糧となります。
※それぞれの所属部署名及び職務内容は本ページ公開時点。