加藤:現在は経理財務部で業績管理を担当しています。 当社の経理財務部は一般的な出納や伝票処理だけでなく業績管理の機能も担っています。その中で全社業績を的確に把握し、分析結果を事業部門や経営陣へ提供することで、利益確保への道案内をしていくのがミッションです。私の具体的な業務内容としては、自動車部品などを製造している事業における事業計画の策定、月次のPL(損益)集計、分析や分析結果の情報等の提供を行っています。
福田:現在は、品質管理部のKAIZEN推進グループに所属しており、社内のQCサークル活動・5S活動*などの推進を行っています。
その中でも私の具体的な業務内容は5S活動の推進で、計画や施策の立案と実施に向けた準備、活動の進捗管理及び効果測定などを行っています。
また、「製造現場の環境改善を通して、よりよいモノ作り現場を作るためにはどのようなことをすれば良いのか?」を主テーマとした外部企業の見学受け入れも担当し、当社の5S活動への取り組み状況や活動事例についてプレゼンも行っています。この5S活動の推進を通じて、高品質なモノづくり体制の構築に貢献ができるよう日々努めています。
QCサークル活動・5S活動*・・・モノづくりの現場が抱える問題を解決し、業務改善、収益向上を目指す活動
5S・・・製造現場の環境改善に用いられる「整理・整頓・清掃・清潔・躾」という5つの言葉の頭文字Sをとったもの
加藤:産休や育児休暇からの復帰には特に大きな不安を感じることはありませんでした。 私の周りに育児休暇から復帰して業務の一線で活躍されている方がたくさんいて、仕事と家庭を両立されている姿を見てきました。そのため、安心感があったのだと思います。経験者が近くにいるということは何よりも心強いですね。 また、育児休暇を取得している間も定期的に社内ニュースを送っていただいたり、復帰前には今後の自分の仕事についての相談等ができる面談があったりと、充実したフォロー制度があったことも職場復帰への不安を無くすことができた要因だったと思います。
福田:私が1人目を出産した時には今とは制度が異なり、子どもが1歳になるまでしか育児休暇が取得できませんでした。 復帰した直後は子どもが私の出勤時間に毎朝泣いてしまうので、正直「育児をしながら仕事は続けられないかな…」と考えたことが何度かありました。 しかし、仕事と家庭を両立できるように家族や職場の方々が協力してくださったり、その後の制度改定で育児休暇が最長2年まで取得できるようになったため、2人目以降は制度を最大限利用しました。その結果、子育てに集中することができましたし、職場復帰に向けてしっかり準備をする事ができました。
加藤:職場復帰してからは業務内容や仕事量などを配慮していただいていると感じています。 復帰直後は子どもが体調を崩してしまうことが何度かあり、保育園からの呼び出しも多かったです。どうしても子育てに引っ張られがちでしたので、仕事量に配慮をしていただいたことはすごく助かりました。同時期に復帰した他部署の方達も、私と同様に「上司や同僚が気遣ってくれていると感じる」と聞き、自分の部署だけでなく社内全体に仕事と育児の両立に関して理解してくれる雰囲気が根付いていると感じています。 子育てが徐々に落ち着いていくにつれて担当業務が増えていき、復帰後3年経った今は、仕事と子育ての良いバランスがとれていると感じています。
福田:職場復帰をした時には、想像以上に子どもの病気やケガでお休みをいただくことが多く、周りに対し申し訳ない気持ちを持ちながら仕事をしていました。 しかし職場の方から「母親は1人だけなんだから病気の時は一緒にいてあげなさい。あなたの仕事をフォローするのも私達の仕事だから、気にしないで休んでいいんだよ」と温かいお言葉をいただき、少し気持ちが軽くなりました。 今はフルタイムではなく、時間短縮勤務で仕事をしていますが、少しでも帰りが遅くなると、上司や職場の方から「早く帰りなよ!」と声かけをしてくださるなど、子育てに協力的な職場でとても助かっています。
加藤:仕事と子育て、どちらも完璧を目指そうとすればキリがありません。 私は現在時間短縮勤務で、限られた時間の中で与えられた業務をこなすにはある程度の取捨選択が必要だと思っています。つまり、要求されているレベルに対して「過剰品質にならないよう、いかにコンパクトに要領よく事を成すか」が大切だと感じています。 子育ても同様で、抜けるところは抜き、頼るところは頼る。仕事も子育てもおなかいっぱいにならないよう、例えるなら「腹八分目」でバランスを取るように心がけています。
福田:「子どもがいることを仕事ができない言い訳にしない」ことです。 育児も大変ですが「子どもがいても任された仕事は責任を持ってきちんと行う」との考えを持って仕事に取り組んでいます。 子どもがいる環境は私の家庭の事情であり、周りには他にも介護などをしながら仕事と両立されている方もいらっしゃいます。 また、自分ができなかった分、誰かが私のかわりに仕事をしてくれている訳ですから「ありがとうございます」などの感謝は、言葉にしてきちんと伝えるようにしています。
加藤:当社の時間短縮勤務は勤務時間が5時間、6時間、7時間と3種類の中から選択でき、本当に助かっています。 また、子どもが小学校低学年のうちは下校時間が早いため、小学3年生まで時間短縮勤務の制度を利用できるのも魅力的です。自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を選択できるのも柔軟性のある良い制度だな、と感じます。
福田:私は当社の時間休制度に大変助けられています。 例えばフルタイムで働いていると、子どもが習い事をしたいと言っても送り迎えなどができないので子どもにあきらめてもらったり、自分の親にお願いしなければならなかったりしますが、当社では時間休制度を上手く利用して定時よりも少し早く帰ることもできるので、子どもの希望にもあわせることができています。 また、時間短縮勤務は最長で小学3年生の学年末まで取得できるので、一般的に「小1の壁」と言われる、子どもが小学校に上がるときに仕事を続けることが難しくなって退職してしまう問題に悩むことなく働くことができます。
加藤:当社は育休後の復帰が「当たり前」の会社です。 何人子どもを産んでも戻ってきて仕事を続けることができるのが「当たり前」です。子育て中でも働きたいという意思があればちゃんと場所があります。キャリアと家庭を両立できる制度、それを理解してくれる上司や同僚、ロールモデルとなる女性社員と全てそろっているのでぜひ当社で一緒に働きましょう。
福田:リコーエレメックスは、両立支援制度が充実していることに加え、職場に協力的な方々が多く、子どもがいても仕事を続けられる環境にあります。仕事と育児の両立は、難しいと感じたこともありますが、今では責任のある仕事を任せてもらえているので、仕事を続けてよかったと感じることが増えてきました。今まで自分が学んで積み上げてきたスキルを生かして、キャリアアップを目指せる会社だと感じています。
※それぞれの所属部署名及び職務内容は本ページ公開時点。